リードンFC
■1904年/リードンの海軍大佐が創立
■本拠地/リードン
■アールビー・スタジアム(21000人収容)
■優勝0回/国王杯0回/銀行杯0回
■エンブレム
海軍を表す二艘の船と、中世に建設されたリードンの象徴でもあるセント・シミュール教会がモチーフ。ボーデュアの紋章に海の波がパターン化されている。このエンブレムは1983年に現在形となった。
■概要
1904年、造船都市リードンにあるサシャーユ王立海軍の基地で働くフェト・シュベル大佐によって創立された。当初は海軍兵士の運動不足を解消と親睦を深める事が目的の同好会であった。 当初から屈強な海軍兵士を中心とした編成で、周辺のアマチュアクラブと試合を行っていたという。
10年に正式な海軍直属クラブとなると、11年からリーグへ参入。しかし海軍からはリーグ戦での移動や資金に関して援助は殆ど無く、10年代は海軍内での一番人気スポーツがフェンシングだったこともあり、上位へ食い込む程の成績は残せていない。
それでも30年代前半は国威発揚や海軍志願者の増加で選手も増え、海軍直属のフェンシングクラブ、野球クラブと共に上位に安定する戦力を身につけていた。 ただし、戦況悪化と共にチームは解体同然の様相を呈し、34年に所属選手が10人となった時点で活動を停止した。 戦前からリーグへ参加した10クラブ、いわゆる「オリジナル10」の中で一度も降格を経験していない「トップ4」に数えられるが、同時にリーグ戦、国王杯、銀行杯の三大タイトルでいずれも頂点に立っていない唯一のクラブである。