フィリップ・ミシュー


 フィリップ・ミシュー/Philippe Michou  国籍:フランス 出身:スペイン/ダボン 生年月日:1983.3.4
身長: 179cm 体重:80kg ポジション:MF 利き足:右

1983年、フランス企業に勤めるオリベルトの家庭で、スペインのダボンに生まれた。6歳で帰国後はセルーゼに入団し、下部組織でトレーニングを積んだ。その後9歳でショートルFCへ移籍し、主に攻撃的MFとしてプレイしたという。14歳になる頃にはFWとしてもプレイし、14試合で11得点を挙げたシーズンもあった。 16歳でFCモンテサンテルへ移籍し、戦術理解度の高さと献身的なプレイスタイル評価され、またチーム事情からDFとしてもプレイした。

18歳でトップチームへ昇格すると、ここでは攻撃的MFとしてプレイ。昇格二年目の02年には16試合5得点3アシストと結果を残した。しかし当時のモンテサンテルの同じ位置には、絶対的エースのドメッケ(元フランス代表)が君臨し、レギュラー確保はならなかった。 03年、出場機会を求めてスキップ・アルニクへ移籍。ここでは不慣れなWGとしての起用が続いたが、シーズンを通してレギュラーとしてプレイしている。

しかし04年、財政難に陥ったクラブが売却を検討し、代表歴の無い選手としては高額の移籍金でサシャーユのバンザウェイ・ヘンデリッターズへ移籍。 正確なパスと精度の高いFKは大きな武器で、CMFを定位置としてレギュラーになると、05年にはシーズン31試合でフル出場し、スタミナの豊富さも証明している。 その後、ファン・ウーロ監督の下でSMFへ転向。パスで攻撃を組み立てるだけではなく、無尽蔵のスタミナを生かしてサイドから斜めに走り込む動きを叩き込まれたという。テクニック自体は平凡だが、適切な場面で適切な技術を用い、また献身的な動きと運動量でチームに貢献した。

07年、買い取りオプションのあるレンタル移籍で、モンテサンテルへ復帰。サシャーユでの活躍を受けて活躍を期待され、代表入りも噂されるほど注目を集めた移籍だった。 モンテサンテルではかつてドメッケのいた位置でプレイしたが、思うような結果は残せず、一年でヘンデリッターズへ復帰。 08年からは再びSMFで、サイドアタッカーの役割でプレイしている。中央からサイドへ自由自在に流れる動きは予測がつかず、またサイドを起点に攻撃を生み出すこともできる活躍は高く評価された。 09年から指揮を執るカストロ監督も絶大な信頼を寄せ、10年はキャプテンも務めた。

性格的には短気なことで知られる。挑発に乗って不用意なファールを犯すことがあり、重要な試合ではイエローカード1枚を受けた時点で交代させられることもある。 見方への判定に対し抗議することも多く、レッドカードも大井。

各年代、A代表ともに招集歴は無い。だが、能力はフランスからも高く評価されている。

クラブ成績
シーズン クラブ 所属 背番号 リーグ 国内杯① 国内杯② ECL ECC その他
 出場 得点  出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
01-02 FCモンテサンテル フランス 1部  30 4 0
02-03 16 5
03-04 スキップ・アルニク 18 31 3
04-05  バンザウェイ・ヘンデリッターズ サシャーユ 1部 7 28 5  –
05-06 31 4
06-07 27 9
07-08 FCモンテサンテル フランス 1部 7 21 5
08-09 バンザウェイ・ヘンデリッターズ サシャーユ 1部 7 30 10
09-10 32 7
10-11 24 2
11-12 シヴェ・ナセール フランス 2部 8 32 12
12-13 28 6
13-14 1部 31 4
代表歴
出場大会:無し
期間 カテゴリ 出場 得点